ついつい繰り返している、人材採用における間違った採用とは?
こんにちは!
採用コーディネーターの吉村です。
前回は、<コロナによって中小企業の『採用』はこれからどうなっていくのか>をお伝えさせて頂きました。
皆様の中には、以下の思い込み はありませんか?
☑︎「求職者が多い」ということは、
「優秀な人材が採用できる」に間違いない。
☑︎ 能力が高い人が、自社にとって優秀な人材だ。
これら、すべて間違いです!!
このまま、間違った思い込みや、ズレたポイントで採用をしても、採用した後が大変になり、
チャンスどころか、企業側が氷河期状態になりかねません。
それでは、
採用が上手くいっている企業に共通してみられる“あるポイント” とは何か。
このポイントをお伝えしていく前に、
私が過去に担当してきた企業様の事例 から、まずお話ししていきます。
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【CASE1:販売業6年目のT社長】
今まで、求人広告を掲載しても、なかなか採用ができなかった、T社長。
やっと、経験がある方(以下、Yさん)が採用できて、T社長は一安心されました。
T社長が、Yさんを採用しようと決めた理由は、
“同じ業界での経験が5年あるから、即戦力で活躍してくれる” という理由 です。
ところが、入社して7ヵ月目でYさんから”辞めたい”との報告を受けます。
なぜ、このようなことになったのでしょうか。
Yさんは同じ業界での経験が5年あるからこそ、
しっかりと自分の仕事の「スタイル」や「考え方」や「こだわり」を持たれていました。
以前勤めてこられた会社の仕事のスタンスや、やってきた経験、考え方がなかなかぬけません。
そんなYさんと、現スタッフで打ち合わせをしても、意見が合わずに対立することがしばしば…
こんなことが続き、会社の雰囲気になかなか馴染めず、職場の雰囲気は悪くなる一方。
幹部スタッフも、Yさんの育成にエネルギーをかけますが、
とうとう・・・
Yさんは、採用し1年がたつ前に、退職希望を出したのです。
“就職氷河期になると、人が採用しやすくなる”ことで、即戦力の方を採用して安心と希望を感じていたT社長。
安心した気持ちから一転。
T社長は、どん底に落ちるようなお気持ちになっておられました。
このように、
“新しい人が1年未満で退職した”ということは、全く珍しいことではありません。
実は、よく耳にする、「あるある」だったりします。
その後のT社長は、
会社のためにも、スタッフのためにも、次に働いてくれる人を、早く採用しよう!
と、急いで求人広告を掲載。
「前回採用した方は、たまたま、うちの会社に合わなかっただけ」
このように思い、
T社長は、前回同様、
“同じ業界での経験があり、即戦力で活躍してくれる方”を募集します。
幸いにも、求人広告を掲載すると、たくさんの応募者からの応募があります。
T社長は、
履歴書を見て、“同じ業界での経験がある方”を探しては、面接をし、
“この人だったら、大丈夫だろう”と、内定を出します。
実際に、入社後 はどうでしょうか・・・。
「自分自身の考え方と、会社の方向性が合わないのが分かったので退職したいです」
と、T社長は、またしても1年をたたないうちに退職希望を出されてしまうのです。
皆様、お気づきでしょうか。
そうです。
T社長は、完全に、前回と同じループに入ってしまっているのです。
「今回採用した方が退職されたのも、たまたま、うちの会社に合わなかっただけ」
と、自分に言い聞かせるT社長。
T社長は、知らず知らずのうちに
“大きな落とし穴” に落ちてしまっているのです。
つまり!
企業が、たくさんの応募者の中から、
人材を選べるようになっても、
「企業にとって優秀な人材が採用できる」というわけではありません。
そこには、“大きな落とし穴がある”ということです。
次回は、いよいよ・・・!
「採用」において、必ず押さえておいてほしい成功“ポイント” をお話していきます。
「企業にとって優秀な人材とはどんな人材なのか?」
さらに詳しくお話していきます。
本日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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